AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 読みメモ5

EBS

EC2インスタンスのボリュームとして使用

  • EC2と同様に不要になればいつでも削除できる

アベイラビリティゾーン内でレプリゲート

ボリュームタイプの変更が可能

  • 汎用SSDの性能は最大でも1600IOPSかつ一定の性能を約束するものではない
  • IOPS は、1秒あたりのI/Oアクセス数
  • プロビジョンドIOPSでは、最大値は6400IOPS、そして最小のIOPSを設定できる
  • コストを節約したい場合は、スループット最適化HDDが選択できる
  • さらにアクセス頻度が低い場合はCold HDDを検討できる
  • HDDの2つはルートボリュームとしては使用できず、追加ボリュームとして使用できる
  • 使用し始めた後からでも変更可能

容量の変更が可能

  • EBS は確保しているストレージ容量に対して課金が発生する

高い耐久性のスナップショット

  • EBS は同じアベイラビリティゾーン内の複数サーバー間で自動的にレプリゲートされているので、アベイラビリティゾーンが使えなくなった場合EBSも使えなくなる
  • EBSのスナップショットを作成するとS3の機能を使って保存されるのでアベイラビリティゾーンの複数の施設で自動的に冗長化される
  • S3の耐久性はイレブンナインなので、EBSのスナップショットもイレブンナインとなる

ボリュームの暗号化

  • EBSの暗号化を有効化すればボリュームが暗号化される
  • スナップショットも暗号化される

永続的ストレージ

S3

  • Amazon Simple Storage Service
  • インターネット対応の完全マネージド型のオブジェクトストレージ

無制限のストレージ容量

- S3では保存したいデータ容量を先に決めておく必要はない - バケットというデータの入れ物を作ればデータを保存し始めることができる - 1つのファイル5TBまで

高い耐久性

  • S3は1つのリージョン内の複数のアベイラビリティゾーンにまたがって自動的に冗長化して保存される
  • S3の耐久性はイレブンナイン

インターネット経由でアクセス

  • 世界中のどこからでもアクセスできる
  • マネジメントコンソール、AWS CLISDKAPIからもアクセスできる

S3のセキュリティ

  • 作成時点ではプライベート
  • 必要に応じてアクセス権の付与や、インターネットへ公開を設定できる
  • アクセスコントロールリスト
    • 他の特定のAWSアカウントにオブジェクトの一覧を許可
    • 他の特定のAWSアカウントにオブジェクトの書き込みを許可
    • 他の特定のAWSアカウントにオブジェクトの読み取りを許可
    • 誰にでもオブジェクトの一覧を許可
    • 誰にでもオブジェクトの書き込みを許可
    • 誰にでもオブジェクトの読み取りを許可
    • 上記が設定できる
    • バケットにも個別のオブジェクトにも設定できる
  • バケットポリシー
    • さらに細かい設定ができる
    • 特定のIPアドレスに読み取りアクセスを許可する
  • IAMポリシー
    • AWSサービスにアクセス権を設定できる

通信費・保存データの暗号化

  • 通信中はhttpsでアクセスすることで暗号化される
  • 保存データの暗号化
    • S3のキーを使用したサーバーサイド暗号化
    • KMSを使用したサーバーサイド、クライアントサイド暗号化
    • 独自のキーを使用したサーバーサイド、クライアントサイド暗号化

S3の料金

ストレージ料金

  • 保存しているオブジェクトの容量に対しての料金
  • 1ヶ月全体を通しての平均保存量で料金が算出される
  • ストレージクラスによって料金が変わる
    • 標準
      • ストレージクラスを指定しない場合のデフォルトのストレージクラス
      • ユースケースの例はアプリケーションによって頻繁に利用されるオブジェクトや静的Webコンテンツの配信
    • 低頻度アクセスストレージ
      • アクセスする頻度の少ないオブジェクトを格納することでS3のトータルコストを下げることができる
      • ストレージ料金は安くなるが、リクエスト料金が標準ストレージよりも上がる
      • ユースケースの例はバックアップデータ
    • 1ゾーン低頻度アクセスストレージ
      • アクセスする頻度が少なく、複数のアベイラビリティゾーンに冗長化される可用性を必要としないオブジェクト
      • 複数リージョンにバックアップする場合など該当のS3バケット以外にもデータの複製がある場合に使う
    • Amazon Glacier
      • Amazon Glacierは単独のサービスとしても使用できるアーカイブサービス
      • リアルタイムなアクセスは必要はないが保存しておかなければならないようなアーカイブデータを格納する
      • ユースケースは規約によって保存年数が定められているデータなど
      • アクセスすることはほとんどなくても削除できないデータに最適
      • オブジェクトにアクセスするときは、一度取り出さなくてはならない
      • 取り出しには3-5時間かかる
      • さらに低コストオプションのGlacier Deep Archiveもある
    • ライフサイクルポリシー
      • アップロードした日から起算して自動でストレージクラスを変更するライフサイクルポリシーを設定できる
      • EC2(EBS)には当日のエラーログ、30日間はS3、その後30日間は低頻度アクセス...というように設定できる

リクエスト料金

  • データをダウンロードしたりアップロードしたりするリクエストに対する料金

データ転送料金

  • リージョンの外にデータを転送した場合の料金
  • インターネットへ転送した場合と他リージョンへ転送した場合でも料金は変わる
  • インターネットからS3への転送受信には課金はかからない
  • Cloud Frontへの転送料金は課金対象外

S3のユースケース

  • アプリケーションのデータ保存
  • HTML、画像、動画ファイルなどの静的コンテンツ
  • データバックアップの保存
  • ログデータ、センサーデータなどの保存
  • ビッグデータのステージング(Redshift, Athena, EMR)
  • クロスリージョンレプリケーションによるDR対策

その他ストレージサービス

  • EFS
    • Amazon Elastic File System
    • 複数のEC2インスタンスでマウントして共有利用できるストレージサービス
  • Storage Gateway
    • オンプレミスアプリケーションとAWSのストレージサービスを、シームレスに接続して利用することができるゲートウェイサービス
  • Snowball
    • 物理デバイスを使用してペタバイト級の大容量データ転送を行うことができるサービス
    • 主にオンプレミスからAWSへデータ転送する際に利用する
    • エクサバイト級のデータ転送にはSnowmobileを使用する